つぎのひ
さとに　りょうしが　かえってこないので
ひとびとは　おおぜいで　やまに　さがしに　いきました
「ようかいに　たべられてしまったんだ」

そんな　うわさも　たちました


おとなたちが　こわごわ　やまをさがしていると

つもったゆきの　いちぶぶんが
ふしぜんに　もりあがっていました


ゆきを　くずしてみると
そこには　ぽっかりと　あながあいていて
あなに　うずくまるようにして
りょうしが　ひとり　ねむっていました

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